ヨガの効果 身体

コスパが良くて効率もいいダイエット法、それがヨガだ

健康的なダイエットにヨガが超おすすめなワケ

ヨガは、心と体を整えることでダイエットに効果的な方法として注目されています。ただ痩せるだけでなく、全身のバランスを取りながら健康的に痩せることができるのが魅力です。

多くの人がダイエットしたいと感じる場合、なるべく早く結果や効果を出したいという気持ちも強いと思いますが、その効果が持続することをより強く望んでいるでしょう。3か月間、いろいろ我慢して死ぬほどがんばって、ストイックにダイエットに臨んでも、1か月後にはリバウンドするような方法よりも。1年間無理なく続けられて、その効果をその後も長く維持し続けることができるやり方の方が健康的で理想的ではないですか?

後者の方法を選びたいあなたに。健康的で持続可能で、結果として効率の良いダイエット法として、ヨガがダイエットにおすすめ(過ぎる)理由5つ、みてみましょう

1. 全身を引き締め、基礎代謝をアップする

ヨガのポーズ(アーサナ)は、体のさまざまな部分をバランスよく使い、筋肉を伸ばしたり、引き締めたりする動きが多く含まれています。特に、体幹を鍛えるポーズは、全身の筋肉を強化し、基礎代謝を向上させます。

筋肉量が多い人は、活動時だけでなく安静時のカロリー消費が多くなるため基礎代謝が上がると、日常生活の中で消費されるカロリー量も増え、太りにくい体質になります。

  • おすすめのポーズ例: 「プランクポーズ」「戦士(英雄)のポーズ」「橋のポーズ」などは、体幹や脚の筋肉を強化し、全身を引き締めます。

ポイント:

例えば、「プランクポーズ」を毎日1分間続けるだけで、腹筋、背筋、腕の筋肉が鍛えられます。このポーズは一見簡単に見えますが、体をまっすぐ保つために多くの筋肉を使うため、全身が引き締まります。

また「英雄(戦士)のポーズ」は、下半身の大きな筋肉を鍛えるため、下半身の引き締めと基礎代謝の向上に非常に効果的です。

ヨガはゆっくりとした動きが多いですが、その中で体全体を使って筋肉を強化することで、基礎代謝を上げ、脂肪燃焼効果が期待できます。

2. 内臓を直接刺激し、基礎代謝をアップする

前章でも触れましたが、ダイエットと言えば「基礎代謝を上げること」は周知の事実ですね。基礎代謝と言えば「筋肉」「筋肉量アップ」「筋肉の維持」という構図を思い描く人が多いでしょう。もちろん筋肉をつけること、筋肉を維持することはダイエットにおいて大切です。

ヨガのポーズは、ただ筋肉を鍛えるだけでなく、体の内側、特に内臓にも働きかけます。この内臓機能の改善にこそ基礎代謝を飛躍的に向上させる効果があります。

基礎代謝の5割以上を占めているのは、実は内臓(肝臓や脳、心臓、腎臓など)です。基礎代謝のうち約60~80%は内臓で消費されることが確認されています。特に以下の臓器が、エネルギー消費量に占める割合が高いです。

  • 肝臓:約27%
  • :約19%
  • 心臓:約7%
  • 腎臓:約10%

これらを合計すると、なんと70%以上です。これらの臓器は、常に活動しながら多量のエネルギーを必要とするため、体全体の基礎代謝量に大きく影響しています。筋肉が基礎代謝に占める割合は20%程度とされています。

おさらいですが基礎代謝とは、体が安静状態でも必要とするエネルギー消費量です。ヨガをしていない時間でも、運動していない時間でも。もっというと夜眠っている時間でも身体がエネルギーを使ってくれる量が増えるわけです。

ヨガは筋肉への働きかけと内臓への働きかけで、一石二鳥、相乗効果あり。お得過ぎます。やらない手はありませんよ😊

ヨガには、ねじりや前屈、後屈といったポーズが多く含まれており、これらの動きによって内臓が直接刺激されます。内臓に適度な圧力やマッサージ効果が加わると、血流が促進され、酸素や栄養が届きやすくなるため、内臓の働きが改善されます。

ヨガの特定のポーズには、内分泌腺(甲状腺、膵臓、副腎など)に働きかけるものがあり、ホルモンバランスを整える効果が期待されます。ホルモンバランスが整うと、内臓の働きもスムーズに進みやすくなり、全身の代謝が活発になります。

  • おすすめのポーズ例:「座位のねじりのポーズ(アルダ・マツィエンドラアーサナ)」は、ねじる動きによって胃や腸、肝臓、腎臓など腹部の内臓が刺激され、血流が促進。年を重ねて衰える内臓機能の働きを回復してくれます。

ポイント:

「ツイストポーズ(アルダ・マツィエンドラアーサナ)」は、ねじりの動きで腸の蠕動(ぜんどう)運動が促進され、便秘の解消にも役立ちます。

ねじりや圧迫によって一度内臓が軽く圧迫され、元の姿勢に戻る際に血液が一気に流れ込むため、デトックス効果も高まります。

息を吐くときに下腹部をゆっくり背骨の方に引っこめ、吸うたびに胸を持ち上げ背骨を伸ばす意識を。

3. ストレスを軽減し、過食を防ぐ

ダイエットが失敗しやすい原因のひとつが、ストレスによる過食や食欲のコントロールの難しさです。ヨガの呼吸法や瞑想は、心をリラックスさせ、ストレスを軽減する効果があります。ストレスが減ると、感情的な食事や過食の衝動を抑えることができ、自然と食生活が整います。

誰でも仕事の後の夕食は、抑圧されていたストレスからの解放で気持ちが緩みやすく、特に暴飲暴食しやすい傾向にあります。夕食前に数分間のヨガを行うことで、食欲を自然と調整し、暴飲暴食を避けることができます。ほんの少し瞑想や呼吸法をするだけでも、ストレスや不安を解消するのに効果的です。

  • おすすめ: 「プラーナーヤーマ(呼吸法)」や「ナディ・ショーダナ(交互鼻呼吸・片鼻呼吸)」は、自然と心を落ち着かせ、ストレスを和らげます。

ポイント:

仕事で疲れて帰宅した後、無意識にお菓子や高カロリーの食事を手にして止まらなくなった経験、ありませんか。このようなときに、「ナディ・ショーダナ(片鼻呼吸法)」を5分間行うことで、驚くほどすううっと心を落ち着かせることができます。

本当は暴飲暴食なんかしたくないですよね。食べ過ぎてしまったあと罪悪感を感じ、自己嫌悪に陥る週末から抜け出したいですよね。かつて、私もそのような日々を過ごしたことがあります。深くリラックスすることで、感情に支配されることなく食欲をコントロールでき、ストレスによる過食を防ぐことができます。

疲れて、お腹が空いて、ストレスMAX。早くご飯を食べたい!というその時にゆっくり呼吸法なんてしてられないと思うかもしれません。そんな時はまずは深呼吸を5回だけでも!

心が落ち着いていると、ストレスによる過剰な食欲や衝動的な食事をコントロールしやすくなります。ヨガを習慣にすることで、食生活のバランスも改善され、健康的なダイエットが持続しやすくなります。

4. 自分の体に対する意識が高まる

ヨガの大きな魅力のひとつは、自分の体と心に意識を向ける時間が増えることです。ヨガを続けていくと、自分の体がどのように動いているか、どの部分に疲れが溜まっているか、そして食事や生活習慣が体にどう影響しているかに気づく力が養われます。これにより、自然と健康的な食生活や生活習慣に気を配るようになり、ダイエットに成功しやすくなります。

  • おすすめのポーズ例: 「シャヴァーサナ(死体のポーズ)」や「チャイルドポーズ」は、深いリラクゼーションを促し、自分の体に意識を向ける時間を作りやすくします。

ポイント:

ヨガを通じて自分の体に対する意識が高まると、食べる量や質に対する注意が自然と向上します。レッスンの後は、体の感覚が敏感になり、「今日は体が重い」「胃がもたれている」など、体の信号に気づきやすくなります。その結果、体調やその日の食欲に見合った食事を選び、暴飲暴食を避けることができるようになります。

また、レッスン中に「今日は体が硬い」と感じることで、「姿勢や最近の生活習慣が体にどのように影響しているのか」を振り返ることができ、改善点を見つけやすくなります。

自然と健康的な選択をするようになり、体重管理が無理なく続けやすくなるため、ダイエットの成功率が上がります。

5. 持続的なエクササイズとして

ヨガは、激しい動きが少なく、無理なく続けやすい運動です。ハードなエクササイズではなく、体に優しい動きや呼吸法を取り入れているため、年齢や体力に関係なく誰でも始められ、長期間続けることが可能です。持続可能な運動として、継続することで徐々に体が引き締まり、体重管理がしやすくなります。

  • おすすめのスタイル: おそらく多くの人々が実践しているポーズを主体とした「ハタヨガ」や、補助具であるプロップスをふんだんに利用し筋肉・身体の緊張を解くことを重視した「リストラティブヨガ」は、初心者でも無理なく続けられる柔軟なスタイルです。

ポイント:

ダイエットにおいて、継続が非常に重要です。ヨガは体に負担をかけず、心地よいペースで行えるため、長期間続けることで体が整い、持続的に効果を感じられます。お気に入りのスタイルのヨガを見つけて、あなたが楽しくムリなく続けられることが何よりも大事です!

まとめ 続かなければ意味がないのが、ダイエット

ヨガは、体を引き締めるだけでなく、心の安定や生活習慣を整えるのにも効果的なダイエット法です。基礎代謝の向上、ストレスの軽減、体への意識の向上など、無理なく健康的にダイエットを進められる要素がたくさんあります。

持続可能なエクササイズとして、ヨガは年齢や体力に関係なく続けやすく、体も心もリフレッシュできる理想的なダイエット方法と言えるでしょう。

ダイエットとは本来、日常的な食事・食べ物のこと。 3章、4章でみてきたようにストレスを軽減し、落ち着いた心で、自分の体に何が必要か、食べる量や質に対していい意味で敏感になり、欲望ではなくカラダ本来の欲求にのっとって選び取れる習慣をつくること。

これができればダイエットはもう特別なものではなく日常となり、すなわちそれはダイエットと無縁でいられることを意味します。

1か月間だけがんばるものではなく、継続して行うもの。ヨガは心へのアプローチ、身体へのアプローチ、体内からのアプローチ、と多角的にダイエットをサポートしてくれる非常に効率の良いツールです。無理なく続けられるヨガで、健康的な体作りを続けませんか。

あなたはもう、ヨガをやらないのはもったいない!と思っているはず!!

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