ヨガの効果 身体

ヨガの効果を文献から紹介

ヨガを始める人は、何かしらの効果を期待してやってみようと思うわけですよね。

ヨガをするとどんな効果が得られるか、なぜヨガをするのか、ヨガをするメリットとは。

ヨガすると何がいいの?

いろいろなアーサナ(ポーズ)を行うには意味があります。

内臓や姿勢を整える

ヨガのクラスの中では様々なアーサナ(ポーズ)という形で、解剖学的に心地よい姿勢に近づける動きを行います。本来、体が心地よい姿勢に近づけることで、内臓も正しい位置に近づき本来の働きを取り戻し、栄養の消化吸収・不要物の排出がスムーズになります。

栄養がきちんと細胞まで行き届き、余分なものは排出されるという、ごくごく当たり前のサイクル。

長時間の偏った姿勢、様々なストレスを感じたり不規則な生活を送る中で、狂いがちな私たちの体内サイクルが滞りなく行われることで自分本来の力・生命力・免疫力・自然治癒力が高まります。

血流の改善

様々なアーサナを行うことで血流が良くなります。結果、悪い姿勢に由来していた体のストレスが減り、皆さんがふだん感じているような以下の症状の改善が見られます。

  • むくみが解消
  • 手足の冷え改善
  • 頭痛、首こり、肩こりの緩和
  • 腰痛緩和
  • 関節の痛みの軽減

また、深い呼吸により自律神経のバランスが整うことも相まって、同様の効果に繋がります。

多くの文献・研究で明らかにされている

このようにヨガから受ける恩恵の科学的根拠や説明はあらゆる本にも記載があります。

また、定期的にヨガをすることで、現代のストレス社会で陥りやすい生活習慣病(高血圧、糖尿病ほか)、消化器潰瘍などの心身症と呼ばれる病気の予防や治療効果が近年、臨床医学研究でも明らかになってきています。

また、ヨガをする者にとってまるで辞典のような書籍であり、世界で読み継がれている 『ハタヨガの真髄 Light on Yoga』にはこのように記載があります。↓↓

アサナ(ポーズ)は身体の安定と健康をもたらし、身体を軽くする。だから安定して気持ちのよくなるアサナを行うと、それが精神的な安定をもたらして心の不安定を防ぐことができる。

だからアサナは単なる体操ではなくて、正姿勢と正動作であると理解しなくてはならない。

通常、身体的訓練を行うためには大きな運動場と高価な設備が必要と思うがヨガのアサナを行うためには、清潔で風通しのよい場所と、小さい敷物とそれを行い続ける意志とがあればよいのである。

アサナは四肢が自分に必要な重みと平衡力を生み出してくれるので、自分一人で行うことができる。ヨガのアサナを行うと、誰でも動作が敏速になり、生理的なバランスもとれ、しかも忍耐力がつき、生命力が高まる。

アサナはあらゆる筋肉、神経および分泌腺を働かせるために、数世紀にわたる研究によって次第に発達してきたものである。ヨガのアサナを行えば強靭で柔軟性に富んだ身体をつくりあげ、また病気にもかからないようになる。

また、疲れにくくなり、神経も鎮まる。しかし本当に大切なことは、身体の訓練を通じて心の修練をすることである。

『Light on Yoga』 (邦題:ハタヨガの真髄 B・K・S・アイアンガー著)より一部抜粋

健康を保つためのヨガ。たくさんのものは必要なく。必要なモノは少しのスペースと、やり続けようという心意気のみであることがわかります。こんなに手軽なのに、たくさんのメリットをもたらすヨガ。興味をもったならば、ぜひ一度はTryしてみたら、思いのほかいいことが待っているかもしれません。

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