ヨガの効果 身体

体が硬いを放置していると…起こりうる健康障害

あなたは大丈夫?笑いごとでは済まなくなってくるワケ

ヨガに興味を持った人、始めてみよう!と思ったきっかけの多くに

#体が硬いから

#体を柔らかくしたい

という理由を挙げる人がけっこういますね。ではなぜ体を柔らかくしたいと思ったのでしょうか?

何か競技スポーツをやっている関係で柔軟性が必須!という人も中にはいるかと思いますが。そいういうワケではない多くの人は、「体が硬い=このままでは健康に良くない」 という想いがあるからですよね。その発想は大正解です!

体の柔軟性は健康の維持や病気の予防において、重要な役割を果たします。

体が硬いなあと感じているあなた。特に40代を過ぎてからは、もう笑いごとでは済まなくなってきます。その理由をみていきましょう。

体が硬いと、さまざまな病気や健康障害のリスクが高まることがあります。場合によっては動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞など命を脅かす症状につながるケースもあるんです!

ここでは、体が硬いことによって起こりうる弊害や病気、それに対するヨガのメリットを5つご紹介します。

身体が硬いと起こりうる代表的な弊害 5つ

1. 腰痛

まず何といっても体が硬いと、腰の筋肉や関節に過度な負担がかかり、腰痛を引き起こしやすくなります。特にハムストリングスや腸腰筋が硬いと、骨盤の位置が不安定になり、腰椎に負担がかかります。腰の痛みが蓄積していくと非常に痛みや不快感を伴いますので、できるだけ日常的に、その日その日に緩和するクセをつけたいですね。

ヨガのメリットとお勧めポーズ:

  • 前屈のポーズ (Uttanasana): ハムストリングスを柔らかくし、腰の負担を軽減します。
  • ハトのポーズ (Kapotasana): 腸腰筋を伸ばし、骨盤の安定性を高めます。
  • キャットカウ (Marjaryasana-Bitilasana): 背骨の柔軟性を高め、腰痛の予防に効果的です。

2. 肩こり

慢性的な肩こりに悩む人も多いと思います。たかが肩こりと軽視しがちですが、されど肩こり。辛いですよね。

肩や首の筋肉が硬いと、血行不良や神経圧迫が生じ、肩こりや首の痛み、人によっては頭痛を引き起こします。特にデスクワークや長時間の運転をする人に多く見られます。

ヨガのメリットとお勧めポーズ:

  • 子供のポーズ・チャイルドポーズ (Balasana): 全身をリラックスさせ、首と肩の緊張を緩和します。
  • 鷲のポーズ (Garudasana): 肩周りの筋肉をほぐし、血行を促進します。
  • 猫のポーズ (Marjaryasana) と牛のポーズ (Bitilasana): 腰痛対策にも出てきたキャットカウです。背中や首の柔軟性を高め、肩こりを緩和します。多くの人にお勧めのポーズです。

3. 関節炎

関節の柔軟性が欠如すると、関節にかかる負荷が増し、関節炎のリスクが高まります。特に膝関節や股関節においては、柔軟性の欠如が痛みや炎症を引き起こすことがあります。年をとってから歩行が困難になるケースもあるので、なるべく永く自分の足で歩いていたいものです。

ヨガのメリットとお勧めポーズ

  • 橋のポーズ (Setu Bandhasana): 膝と股関節の柔軟性と強化を図ります。
  • 子供のポーズ・チャイルドポーズ (Balasana): 膝や股関節を優しく伸ばし、緊張を緩和します。
  • 半蓮華のポーズ (Ardha Padmasana): 股関節の柔軟性を高め、関節炎の予防に役立ちます。両足を付け根にひきつけるパドマアーサナ 蓮華座のポーズを行うには十分な準備や練習が必要なので、まずは片足だけ鼠径部に引きつけるこのポーズから練習するといいでしょう。

4. 坐骨神経痛

体の硬さが原因で、坐骨神経が圧迫されると、腰から脚にかけての痛みやしびれを引き起こすことがあります。特に梨状筋が硬いと、この症状が出やすくなります。これも予防や痛みを緩和するポーズがありますので、ぜひ試してください。

ヨガのメリットとお勧めポーズ:

  • スフィンクスのポーズ (Salamba Bhujangasana): 腰部の緊張を和らげ、坐骨神経痛を軽減します。
  • 橋のポーズ (Setu Bandhasana): 腰や臀部の筋肉を強化し、柔軟性を高めます。
  • 鳩のポーズ (Eka Pada Rajakapotasana): 梨状筋を効果的に伸ばし、坐骨神経の圧迫を緩和します。

5. 高血圧

体の硬さが血行不良を引き起こすことがあり、その結果、高血圧のリスクが高まることがあります。特に首や肩の筋肉が硬いと、血流が悪くなりやすくなります。

高血圧を放置するということは、血管に強い圧力がかかり続けるということです。 すると血管が傷つき、硬く、もろくなる動脈硬化が進行します。 動脈硬化は、全身の血管で進行するため、心筋梗塞や脳卒中、あるいは眼底出血など、命を脅かしたり、QOLを低下させる疾患のリスクが高くなります。

高血圧症になると、脳出血をはじめ、脳梗塞、脳底部の動脈瘤の病気、くも膜下出血などをひきおこしやすくなります。 心肥大や冠状動脈硬化、狭心症、心筋梗塞などの危険な病気をおこしやすくなります。 高血圧が長期化すると、腎臓障害を併発しやしやすくなるなど様々な病気の原因に。これはなんとか予防しておきたいです!

ヨガのメリットとお勧めポーズ:

  • 椅子のポーズ (Utkatasana): 血流を促進し、全身の筋肉を強化します。
  • 呼吸法 (Pranayama): 深呼吸や腹式呼吸を通じて、リラックスし、血圧を安定させます。
  • 屍のポーズ (Savasana): 完全なリラクゼーションを促し、血圧を下げる効果があります。

まとめ

体が硬いことは、腰痛、肩こり、関節炎、坐骨神経痛、高血圧など、体の不調や病気のリスクを高めます。

これらの問題を予防するためには、日常的なヨガの練習を通じて体の柔軟性を保つことが重要です。

上に挙げたようなポーズはやったことがある人もいるかもしれませんね。様々なヨガレッスンの中でもよく行われているような、ヨガをする人々にとって馴染みのあるポーズです。これまであまりヨガに馴染みが無かったという人にとっても、これから始めやすいポーズ、日常に取り入れやすいポーズです。

繰り返し行うこと、日常的に行うことで効果があります。自分の体の健康は、自分でしかつくれません。どうにかしたいと思っているあなたは、ぜひ行動に移しましょう♪

ヨガをするのは、柔軟性を競うためでもなければ、体が柔らかいことで優越感を得ることが目的でもなく。難しいポーズができるように突き詰める必要もなく。ただただ、あなたの体を守るために、今後起こりうるリスクから身を守るために、柔軟性を養うことはとても重要です。

身体が凝り固まっていると、柔軟な発想もしにくいです。身体が硬いうえに頭の中まで硬い年寄りにはなりたくない!!そんなあなたは。ヨガで単に体を柔らかくするだけでなく、考え方も柔軟にできたら、素敵に年を重ねらていけそうです。良い歳の取り方をしているなあと、自分でも感じたいですよね!

繰り返しますが、柔軟な体を維持することを心がけるだけで、未来は変わります。健康的で快適な生活を送りたい人。そうは言っても1人ではなかなか続けられないものなので、ヨガスタジオやオンラインレッスン、動画などを活用しましょう!

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